TOP 大会結果 大会グランド情報 対戦結果報告フォーム 対戦期限延期申請フォーム 登録内容変更申請フォーム
大会記事バックナンバー 大会スケジュール 交流用掲示板 ベースボール・マガジン リンク集 お問い合わせ

9年ぶりの決勝会場となった横浜スタジアムで全国大会2部優勝に輝いたのは、実に21年ぶりに電撃復帰を果たした関東2部代表・魔封波だった。

関東3部代表・NITROとの大一番での激突は、初回から点を取り合う展開で幕を開けた。まずは先攻のNITROが先頭の杉村の安打からその後の相手エラーで先制すると、すぐ裏後攻の魔封波も先頭の金子が左中間への二塁打のあと内野ゴロの間に生還して忽ち同点に追いつく。

さらに二死三塁から5番・佐藤が「命を取られるくらいの気持ちで打った」と先ほどのタイムリーエラーを帳消しにする意地の2点本塁打をレフトスタンドに叩き込み、初回から2点のリードを手にした魔封波は、次の2回裏にも1番・金子がタイムリーを放って試合を優位に進める。

魔封波先発・河村の丁寧なピッチングの前に、初回以降なかなか得点出来ないNITROだったが、終盤5回表に二死から杉村がレフトへ執念の本塁打を放って、遂に反撃の狼煙を上げる。

しかし最後は最終回一死から登板した魔封波2番手・林が、打者二人をピシャリと打ち取ってゲームセット。魔封波が初回の3得点を最後まで守り抜いて、21年ぶりの復帰を見事全国2部初優勝で飾った。
1回表、NITROは安打で出塁した1番・杉村が二死から相手のエラーで先制のホームを駆け抜ける 1回裏、魔封波も先頭の金子が二塁打で出塁して内野ゴロの間に生還、すぐさま同点に追いつく
さらに二死三塁から5番・佐藤がレフトへ2点本塁打を放ち、魔封波が初回から3点を手にする 魔封波は2回にも9番・高橋の二塁打からの連打で1点を追加し、リードを3点に広げる
5回表、1番・杉村のレフトスタンドへのソロ本塁でNITROが2点差に詰め寄り、反撃ムードが高まる 直後に登板したNITRO3番手・大和田が魔封波打線から初めての三者凡退を奪って、最後のチームの攻撃に希望を託す
魔封波先発・河村は5回1/3を無四球で2失点にまとめる好投を魅せ、リードを守ってマウンドを後に託す 最終回一死一塁からマウンドに立った魔封波2番手・林が最後をピシャリと抑えてゲームセット
#10 上野監督

若いメンバーのお陰でここまで来れて幸せ。(21年ぶりの電撃復帰は)魔封波がチームとして消えてしまうような苦しい時期もあったが、チームの皆がここまで連れて来てくれた。もう一度、次は一部でこの横浜スタジアムに戻ってきて、この魔封波で野球がしたいです。
#18 河村投手

前日から今日のことだけを考えて試合に臨んだ。相手の上位打線は左が多く、アンダースローが有効と考えて初回から低めにボールを集めた。キャプテンとして、チームの代表として、一部で通用するチームになれるよう頑張りたい。また監督と一緒に横浜スタジアムに帰って来たいです。
#5 佐藤選手

(本塁打の場面は)直前の守備でタイムリーエラーをしてしまったので、死ぬ気で打席に立った。また絶対にこの横浜スタジアムに帰ってきて、もう一本ホームランを打ちたいです。
#30 滝澤監督

悔しい。うちはいつも初回にバタバタしながらも最後に点を取って勝つチーム。今日もうちの流れかと思ったが、最後の一本が出なかった。また皆で頑張ります。
#5 杉村選手

(ホームランを振り返って)気持ちよかった。負けている展開だったので、何とかしたい気持ちで打席に立った。何を打ったか覚えていないが、当たりは完璧で人生一でした。
#26 谷繁投手

あそこまで打たれることは今までなかったので悔しい。相手チームのレベルが高かった。スイングの強さ、しぶとさが全然違った。悔しかったが、このような球場でプレー出来て楽しかった。レベルを上げてまた戻って来たいです。

1回裏に1番・秋山の先頭打者HRでSFBCが1点を先制して始まった試合は、3回表に今度は8番・山下のHRでNITROが追い付いて、序盤から1点を争う緊迫の展開となる。

NITRO岩瀬、SFBC米山の両先発の好投で、その後は共に得点を奪えずに試合終盤を迎えると、6回に互いに1点ずつを取り合って同点で迎えた最終回表に、再び山下がこの日2本目のHRを放ってNITROが土壇場で1点を勝ち越す。

その裏、NITROは谷繁を最終回のマウンドに送ると、SFBC打線をキッチリとゼロに抑えてゲームセット。僅差を競り勝ったNITROが見事全国2部決勝戦進出を勝ち取った。



[ GBN DOME FINAL トップへ ]


Copyright(c)GBN Commission All rigthts reserved.
当サイトに掲載される全内容の無断使用・無断転載を禁止します。