ＧＢＮ全国草野球大会

成田デンタル先発・高澤は、4回をノーヒットノーランに抑える見事なピッチングを披露

Rossowave先発・沖も2回を無安打無失点の好投で応戦

3回から替わったRossowave2番手・雑賀に至っては2イニングをパーフェクトに抑える快投劇

5回からマウンドに上がった成田デンタル2番手・水谷も1イニングを無安打無失点に抑える

6回から登板した成田デンタル3番手・有川は、最終回に無死一二塁のピンチを背負うも、見事ゼロで切り抜けゲームセット

予選から全勝でここ東京ドームまで勝ち上がった成田デンタルと、初出場にしていきなり東京ドーム行きの切符を手にしたRossowaveとが、2018年度東日本3部決勝戦を戦った。

両チームが揃って3人ずつの投手を継ぎ込んだこの試合は、出て来る投手が皆次々と好投して、5回終わって双方共にノーヒットノーランと、あまりにも激しい投手戦が繰り広げられる。

6回裏二死からようやく成田デンタルに初ヒットが生まれるも、敢え無く無得点に終わると、直後の7回表にはRossowaveにも2本の安打が飛び出すも、こちらも得点ならずで両者無得点のまま試合終了。

この結果、規定により成田デンタルズが勝利を手にし、彼らの東日本3部初優勝が決定した。

「当初2人で投げる予定だったが、急遽もう1人を間に挟んだ」（藤崎監督）と言う成田デンタルに対し、「3人で2イニングずつ投げることは最初から決まっていた」（土井監督）と言うRossowave。

若干意図は異なるながらも、結局は仲良く3人ずつの継投となった両チームだが、いずれにせよ次から次へと出て来るピッチャーが皆判を突いたように素晴らしいピッチングを披露し、とにかく両チームの投手力の高さが際立つ試合となった。

中でも、両チームで最長となる4イニングを投げ、ノーヒットノーランに抑えた成田デンタル先発・高澤のピッチングは素晴らしく、彼の好投が緊迫の投手戦に火を付けたと言っても過言ではない。

規定により勝敗は明暗分かれた両雄だが、両者ガップリ四つの戦いだったことに変わりはなく、つまりは双方ともに近い将来、より上の部門でのドーム再進出に期待が高まる試合となった。

#30・藤崎監督（成田デンタル）：

『皆持ち味を発揮してくれた。相手は皆若くて、投手も皆良くて、今まで対戦して来た中でも本当に良いチームだった。今度は上の部門で頑張って、また東京ドームに戻って来たいです。』　

#16・高澤投手（成田デンタル）：

『決勝戦で緊張したが、ランナーを出さない強い気持ちで投げた。東京ドームのマウンドは、とても投げ易かった。相手打線は結構振って来たが、何とか抑えられて良かったです。』　

#29・水谷投手（成田デンタル）：

『ゼロで抑えた高澤投手から引き継いだので、自分もゼロで抑える気持ちでマウンドに上がった。流石にプロの使うマウンドは凄く投げ易かった。相手の8番打者がストレートに強くて印象に残りました。』　

#11・有川投手（成田デンタル）：

『新人の水谷からの継投だったので、ベテランとしてしっかりゼロで繋ぎたいと気合を入れて臨んだ。最後は何とかゼロに抑えることが出来てホッとしました。』　

#8・岩田選手（成田デンタル）：

『相手も若くて良いチームだった。皆いつもはもっと良いバッティングをするが、ドームで緊張して自分のプレーが出来なかった。個人的には最後に一本ヒットが出て、最高の気持ちです。』　

#30・土井監督（Rossowave）：

『試合前半は皆固く、少し動きが悪かった。投手3人の継投は予定通り。相手の投手陣も素晴らしかった。東京ドームは他のプロ球場とは全然雰囲気が違ったので、また戻って来たいです。』　

#15・沖投手（Rossowave）：

『東京ドームで気合が入っており、良いピッチングが出来た。今日は真っ直ぐが良かったので、バッチリ投げることが出来た。東京ドームのマウンドは、思ったより固くて少し投げにくかったが、それなりに対応出来ました。』　

#17・雑賀投手（Rossowave）：

『東京ドームでの試合で皆のテンション上がっている中、良い試合が出来て良かった。マウンドは投げ易くて、楽しく投げることが出来た。ここ最近で一番良いピッチングが出来ました。』　

#19・内山投手（Rossowave）：

『東京ドームで気持ち良く投げることが出来た。マウンドは土が固くてビックリしたが、テンポ良く投げて内野ゴロに打ち取ることが出来た。また東京ドームに戻って来て、今度は勝ちたいと思います。』

#23・石川選手（Rossowave）：

『前の打者の小島が気迫のヘッドスライディングで出塁したので、絶対打って繋ぎたいと打席に入った。ヒットを打った気持ちは最高です。ただ、1点でも取って勝ちたかった。東京ドームは最高だったので、次回は1部で来たいです。』

#1・小島選手（Rossowave）：

『自分が出塁しなければ、控えの小林が試合に出れなかったので、小林の為に絶対出塁したかった。気持ちで打ったヒットです！』