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神田川メイツ先発・岩手は散発2安打に抑え完投するも3点を失う |
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2回裏、T-Fiveは無死からエラーで走者を出すと、6番・木原のスクイズで1点を先制する |
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4回裏、T-Fiveは二死二三塁から7番・工藤のタイムリー内野安打で2点を追加 |
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6回表、神田川メイツは一死満塁から4番・北澤の執念のタイムリー内野安打で1点を返す |
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T-Five先発・田中は気迫の籠ったピッチングで見事1失点完投勝利 |
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歴代関東王者同士の激突となった2016年度関東1部ドーム決戦T-Five対神田川メイツの一戦。
この日西武ドームで一斉開催された関東ドーム決戦のトリとして行われたこの試合は、2回に相手のミスを切っ掛けに1点を先制したT-Fiveが、4回にも再び相手のミスから最後は7番・工藤のタイムリー内野安打で2点を追加する。
神田川メイツは6回に一死満塁から4番・北澤のタイムリー内野安打でようやく1点を返すが、バックの固い守りにも助けられたT-Five先発・田中の前にさらなる反撃はならず試合終了。
熱戦を3-1で制したT-Fiveが、10年ぶり2度目の関東制覇を成し遂げ、全国大会への切符を手中に収めた。
マウンドから木原捕手を再三熱く鼓舞したT-Five先発・田中投手。その木原が先制スクイズを決めても、試合後「あれ位やってもらわないと困る」と突き放した田中だが、全ては木原に対する熱い愛情の表れだったことは間違い無い。
田中の男気は、やはりピッチングにも如実に表れており、鬼気迫る表情で窮地を切り抜ける気迫に満ちたピッチングこそが、木原のみならずバックを鼓舞し、まさにチームに勝利をもたらした。
打線は計2安打とむしろ抑え込まれたが、それでも3点を挙げたT-Five。得点した2回と4回は共に相手エラーを切っ掛けに畳み掛け、チーム一丸となって得点を文字通りもぎ取った。メイツ先発・岩手投手に「束になってやられた感じ」と言わしめた組織力。この大きな武器で2006年以来、丁度10年ぶりとなる2度目の関東制覇を成し遂げたT-Fiveが、続く全国大会でも頂点を目指す。
昨年に続くドームでの敗戦で2年ぶりの関東王座奪還を逃した神田川メイツは、4回の一死二三塁で点が取れなかったことがやはり大きかった。それでも、大詰め6回の主砲・北澤の意地のタイムリーに加え、天達捕手の執念のリードや気合の2安打は本当に素晴らしかった。大熱戦の末に惜しくも散ったものの、関東1部で3年連続ドーム進出は史上初の快挙であり、神田川メイツが次も優勝候補大筆頭であることに何ら変わりはない。次回3年ぶりの関東王座返り咲きに期待したい。 |