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3回をパーフェクトと本当に素晴らしかったメカニック先発・矢野

GENERAL先発・伊東は三度目の満塁のピンチで遂に1点を失うも、窮地の連続を最少失点で切り抜ける粘りのピッチングは圧巻だった

3回裏、二死満塁から9番・上田の三ゴロが野選を誘い、メカニックが1点を先制する

直後の4回表、二死二三塁から5番・伊東のタイムリー内安打でGENERALが1点を返す

1点を失ったメカニック2番手・石田だが、最終回をキッチリゼロで締めた


出場10年目で春3部を制して遂に悲願のドーム行きを決めたGENERALに対し、メジャー初挑戦にしていきなり秋3部を優勝してドーム切符を手にしたメカニック。ここまでの道のりは対照的だった両雄が、東京ドームで関東3部の頂点を争った。

試合はメカニック先発・矢野が3回をパーフェクトに抑える素晴らしいピッチングを披露すると、対するGENERAL先発・伊東は初回、2回と満塁のピンチを背負いながらも何とかゼロで抑える粘りの投球で応戦。

それでも3回の三度目の満塁機にメカニックが野選で遂に1点を先制すると、直後の4回にGENERALは伊東自らが2番手・石田からタイムリー内安打で1点を返し四つ相撲に。

しかしその後は双方得点ならずにゲームセットを迎え、メカニックが関東3部初優勝を手中に収めた。





とても3部とは思えない、と言うより、1部でも十二分に通用するであろう、実に衝撃的なピッチングだった。

笑った時にチラリ、と言うより、ババーンと覗く愛嬌満点の八重歯が激似の兄・友幸が指揮を振るうチームで、大事な先発マウンドを任された弟・和希のピッチングは、素晴らしい、と言うより、とにかく衝撃的で、実際本部席では彼が一球投じる度に「オぉ〜ッ」とか「う〜む」などのオッサン達の感嘆の唸り声が飛び交った。

而して、GENERAL打線を3回までパーフェクトに抑えた矢野(和)。3回の裏に味方が1点を先制し、さぁ、4回から二巡目のGENERAL打線にどう対するのか、と本部席はワクワクしていたが、あろうことか兄・友幸の絶大な権力がここで炸裂(?)し、4回から石田への投手交代を審判に告げた。

それまで攻守共に一方的に押されていたかに見えたGENERALだったが、この投手交替を機に、忽ち反撃に転じた様は見事の一言に尽きた。「思った以上に緊張感があった」としながら、初回から二度の満塁の窮地を何とかゼロで切り抜け、3回の三度目の満塁で遂に1点を失ったGENERAL先発・伊東だったが、その伊東自身が4回二死二三塁から執念のタイムリー内安打を放ち、見事に1点を奪い返した。斎藤監督はこれを高く評価。爽やかに胸を張って「敗れても悔いなし」のコメントを颯爽と残し、“好チームには好指揮官あり”を我々に改めて再認識させた。

初のメジャー挑戦で忽ち東京ドームまで駆け上がり、さらに関東3部優勝をも果たしたメカニック。彼らのシンデレラストーリーの幕開けを強く感じさせる、実に印象的な試合だった。






#30・矢野(友)監督(メカニック):

『(先発した弟の矢野投手は?)今までで一番良いピッチングだった。全体的に真っ直ぐも良かったし、文句ない。優勝出来て凄く良かったです。』 【ヒーローインタビュー全文】

#18・矢野(和)投手(メカニック):

『一人一人大事に投げた。ずっとドームを目標にして来たので、全力で投げれればと思いました。』 【ヒーローインタビュー全文】

#1・斎藤監督(GENERAL):

『相手ピッチャーも今までに無いくらい良いピッチャーだった。それでも一応1点取れて、悔いなく終われた。また必ずここに戻って来て、来年は必ず優勝したいと思います。』 【談話全文】

#23・伊東投手(GENERAL):

『(東京ドームのマウンドの感触は?)思った以上に緊張感があって、体が馴染めなかった。本当に今までに無いくらい調子が悪くて流れが作れなかったが、最少失点で行けたので良かったです。』 【談話全文】

#39・名倉捕手(GENERAL):

『本当にピッチャーの伊東が調子悪い中、何とか粘っていたので、何とか勝ちたかった。去年は負けたりもしながら東京ドームに来たので、今年は無敗で東京ドームに来たいと思います。』 【談話全文】



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