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1回表、KIMOTOは一死から2番・小森(大)が三内安打で出塁するも、後が続かず無得点

すぐ裏、名古屋大林は2番・横山の三塁へのバント安打などで無死一二塁の好機を掴むが、こちらも得点ならず

名古屋大林の先発・平井は一度も得点圏を許さない危なげないピッチングで、5回を2安打無失点

KIMOTO先発・伊藤(大)は散発2安打に抑える好投で最後まで一人で投げ抜いた

最後は無死満塁から名古屋大林5番・豊田のサヨナラ打で決着


出場10年で遂に悲願のドーム初進出を果たした名古屋大林と、8年ぶり2度目のドーム出場のKIMOTOとの激突となった中部2部決勝戦は、共にスコアに零を並べ合う息詰まる投手戦となった。

名古屋大林は5回を全く危なげなく零封した先発・平井と、6回からパーフェクトリリーフした2番手・岡本による見事な完封リレーを披露すると、対するKIMOTOは先発・伊藤(大)がこちらは何度も得点圏を許しながらも粘り強くゼロで切り抜け、最後まで一人で投げ抜いて、両チーム仲良く散発2安打ずつの素晴らしい投手戦に。

しかし最後は無死満塁から5番・豊田の決勝ゴロで名古屋大林が劇的サヨナラ勝ちを決め、ドーム初見参にして見事中部2部初優勝を手中に収めた。





5番・豊田の一塁への当たりの間に、サードランナー・横山がホームを駆け抜け、名古屋大林の劇的サヨナラ勝ちが決まった。

一度も二塁を踏ませないまるで危なげのないピッチングで5回を2安打無失点と好投した名古屋大林先発・平井は、豊田のこの殊勲打に対して『カッコ悪い終わり方』と愛情タップリの皮肉コメントを残したが、そう言いながらも会心の勝利だったことは、その満足気な笑顔から容易に読み取ることが出来た。

名古屋大林は現在小林監督が指揮を執るが、およそ9年前に【新英雄列伝】のコーナーに登場し参戦当時から指揮を執っていた河合名誉監督が、『今は東京に住んでいる』(!)としながらこの日長躯駆け付け、嬉しくもベンチ入りを果たした。『東京で自身出場を企んでいる』と笑顔で変わらぬ野球愛を語った彼は、まさに思い描いていた通りの落ち着いたカリスマ大監督だった。

敗れたKIMOTOは、先発・伊藤(大)がこちらは最後まで一人で投げ抜く力投を見せ、素晴らしい投手戦を演出した。毎回のように走者を許すものの要所で後続を断つなど、実に粘り強いピッチングだったが、最後は四死球で力尽きた。打線は相手好投手の前に最後までホームが遠かったが、KIMOTOベンチはこの試合を1点勝負と見るや、4回以降、凄まじい代打攻勢に出るなど、実に積極的な闘いぶりを見せた。試合後、片山監督が『前回(8年前)よりは良い試合が出来た。』と胸を張ったのも至極当然の、実に素晴らしい試合内容だった。

この日、京セラドームで行われた他の決勝3試合はいずれも比較的点が動く展開が多かった中、唯一緊迫の投手戦となったこの試合だが、最後は劇的な形で幕を下した。






#10・小林監督(名古屋大林):

『10年間ずっとドームを目指してやって来て、やっと来れた。今日は本当にみんな思い切りやってくれて、最後勝ちまでプレゼントしてくれたので、本当に嬉しいです。』 【ヒーローインタビュー全文】

#5・平井投手(名古屋大林):

『(自身のピッチングを振り返って)正直しんどかったが、誰かが点取ってくれると思って頑張りました。(今後の目標は)こういう大舞台で沢山出来るように、頑張りたいです。』 【ヒーローインタビュー全文】

#30・片山監督(KIMOTO):

『久しぶりにここまで来たが、メンバーも随分変わり、若い選手色々頑張ってくれた。ここへ来るのになかなか厳しかった。今後は優勝目指して頑張りたいと思います。』 【談話全文】

#6・伊藤(大)投手(KIMOTO):

『(最後までゼロで通したが惜しかった)内容どうこうより、ここで投げれたことが一番嬉しい。今度は勝ちたいです。』 【談話全文】



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