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(写真)先発し5回を無失点に抑えて見事二年連続九州MVPに輝いたBuddy・松林投手
5回を投げたTAXS先発・中嶋投手は3失点

Buddy先発・松林投手は同じく5回を無失点の好投

2回表、8番・吉村のタイムリーなどでBuddyが2点を先制

Buddy2番手・天谷は2回を無失点の好リリーフ

緊急登板となったTAXS3番手・原岡は好投したが味方の反撃ならず


例年12月に開催されるも今年は諸事情によりこの3月の開催となった九州大会1部決勝戦。試合前日には、福岡ソフトバンクホークスが会場となる福岡Yahoo!JAPANドームを870億円で買収するというホットなニュースが流れる中、九州ナンバーワンの座を争うゲームが行われた。

試合は序盤の大ピンチを凌いだ前回2010年度九州王者・Buddyが、出場2年目で初のドーム進出を果たしたTAXS打線を万全の完封リレーで零封。打っても効果的に得点を重ねて6点を挙げ、見事6−0完封勝ちで'06、'07年のユナイテッドアーミー以来4年ぶり2チーム目となる九州二連覇の偉業を達成した。





1回 表: TAXS先発は中嶋。Buddy一番・木原を三フライ、二番・片元を空振り三振、三番・福崎を二ゴロに討ち取り三者凡退として、上々の立ち上がりを見せる。
裏: 対するBuddy先発は前回九州優勝投手の松林。TAXS一番・井上豊は中フライに討ち取るも、続く二番・大迫の一塁内安打、三番・深川の右越二塁打でいきなり一死二、三塁の大ピンチを迎える。ここで、続く四番・井上大の初球パスボールの間にサードランナーホームに突っ込むも、バッテリーの冷静な対応でホームタッチアウト。結局井上大も見逃し三振に討ち取り、この窮地をゼロで凌ぐ。
2回 表: 初回素晴らしい立ち上がりを見せたTAXS中嶋が、この回突として制球に苦しみ、五番・中山の右前ヒットや2つの四球で無死満塁の大ピンチを背負うと、七番・橋本に痛恨の死球。よもやの押し出しでBuddyが先制する。続く八番・吉村の中前ヒットで直ぐさま2点目を挙げたBuddyは、3点目のランナーもホームに突っ込むも、センターからの好返球でタッチアウトで結局この回2点止まり。大量得点につながってもおかしくなかったが、TAXSは2失点で踏ん張る。
裏: TAXS五番・鳥本を投ゴロ、六番・江崎を三振、七番・尾池を投ゴロと三者凡退に討ち取り、松林本来の調子を取り戻す。
3回 表: Buddy二番・片元は見逃し三振。三番・福崎は三フライ。二死から四番・堀田が左前ヒットで出塁するも、続く五番・中山は空振り三振に倒れ追加点ならず。中嶋も立ち直りを見せる。
裏: TAXS八番・奈良は三ゴロ。九番・友井は投ゴロ。一番・井上豊は三ゴロと内野ゴロ3つで三者凡退。松林完全に復調する。
4回 表: Buddyは七番・橋本の四球などで二死二塁とするも、後続倒れこの回も追加点ならず。TAXS中嶋も完全に立ち直る。
裏: TAXSは先頭の二番・大迫が強烈な左前ヒットで出塁、すかさず走って無死二塁と絶好の反撃機を掴むが、松林の前に後続が倒れ無念得点ならず。
5回 表: Buddyは二番・片元の中前ヒットなどで一死三塁と追加点のチャンスを掴むと、続く三番・福崎が一二塁間を破るタイムリーを放ち待望の3点目を挙げる。さらに一死二塁とするも中嶋渾身の力投で後続を断ち、この回1点止まりとする。
裏: TAXSは二死からエラーでランナーを出すが、代打・阿部が投ゴロに倒れ、この回も得点ならず。松林の前にTAXSは0点が続く。
6回 表: TAXSはピッチャーを古川に交代。その替わり鼻、Buddyは四球や安打で無死満塁とすると、九番・河野の三ゴロにエラーが絡んで全ての走者が生還、忽ち一挙3点を奪う。続く一番・木原に四球を与えたところで、TAXSは古川を諦め原岡にスイッチ。緊急登板となった原岡はその後2つの四球を与え一死満塁とされるも、何とか後続を討ち取り無失点で凌ぐ。結局Buddyはこの回打者一巡、駄目押しの3点を挙げてリードを6点に広げる。
裏: Buddyは尻上がりに調子を上げる松林から天谷へ投手交代。1点でも返したいTAXSは一番からの好打順だったが、天谷の前に三者凡退に倒れこの回もスコアにゼロを並べる。
7回 表: 前の回緊急登板した原岡がこの回のBuddyの攻撃を三者凡退に片付け、良い形で味方の最後の攻撃に繋げる。
裏: 一矢報いたいTAXSは先頭の四番・井上大が四球で出塁。その後二死から七番・尾池遊内安打で二死一、二塁と最後に意地を見せるも、敢えなく後続倒れゲームセット。九州大会はBuddyの二連覇で幕を閉じた

【優勝】 Buddy 【準優勝】 TAXS




#30・高鍋監督(Buddy):

『(見事に九州大会二連覇)嬉しいです。(相手のTAXSは)去年の予選で戦い今日ももっと接戦になるかと思ったが、意外と点が入ってよかったです。』

#1・松林投手(Buddy):

『(二年連続の九州MVP)嬉しいです!(今日は)味方が点をとってくれたので、楽に投げれた。うちのチームは守りが堅いので、守備を信じて投げた。二連覇がかかっていたのでプレッシャーはあったが、無事に投げれてよかったです。今日はありがとうございました』




#30・高鍋監督(Buddy):

『ルール上、同点では負けというドローチェックが相手にあったので、とにかく点を取らなくては勝てないよということで初回から点を取るための野球をした。チャンスは相手に与えたが、しっかり抑えることができたので、攻撃もリズムに乗れたと思います。(初回のピンチを切り抜けた)あそこはうちのキャッチャーが冷静だった。カバーとかきっちり細かいことができた。(次は九州三連覇)そんなに特別すごい選手がいるわけではないので、コツコツと1点差でも勝っていく試合をしたい。上に行くチャンスはそういうところにしかないと思っているので、きっちりとしたチームワークで戦っていきたいです』

#1・松林投手(Buddy):

『初回ピンチを乗り越えられて流れに乗れた。(パスボールした時は)三塁ランナーが突っ込んでこないだろうと思ったが、いつも準備はしているので冷静にカバーすることができました。今日はバックが点を取ってくれたので気持ちよく投げることができました』

#18・天谷投手(Buddy):

『接戦で廻ってくると思っていたが、点差が開いていたので気楽に投げることができた。カーブは高めにいってたが、ストレートが走っていたのでよかった。交代は試合前から決まっていた。うちのいつもの必勝パターンですね(笑)』

#24・吉村選手(Buddy):

『(押し出しで先制したすぐ後の貴重なタイムリー)正直、ヒーローインタビューあるのを知っていたので大きいのを狙っていたが(苦笑)、あそこは1点が欲しかった場面だったので、きっちりチームバッティングを心がけた。接戦と思っていたので、まずは1点という気持ちだった。(抱いている赤ちゃんに)勝ちを味わってもらいたかったので頑張りました!』

#9・福崎選手(Buddy):

『(5回にうまくミートしてタイムリー)前のバッターがつないでくれて、ここで決めたいと思っていた。ストレートを待っていたが、変化球にうまく合わせることができてよかったです。去年の決勝戦はベンチで試合に出れなかったので、今回は感謝の気持ちをもって臨んだ。2回に2点取ったが、ワンチャンスで逆転される点差だったので追加点を取ろうと、みんなで声を出した。たまたま自分が決めれが、投手陣も頑張ってくれた。いい試合ができてよかったです』

#12・中山捕手(Buddy):

『(今日の先発・松林投手は?)スライダーが切れていたのでボールが受けやすかった。(初回のパスボールの場面)あそこで点を与えたかどうかで、試合展開が大きく変わっていたと思う。仲間が声を出して教えてくれたので、冷静にさばけたと思います。(今日のリードは)相手が狙い球を絞って振ってきていたので、それをかわそうと必死だった。松林は変化球を、天谷はストレートを狙われていた。』

#30・奈良監督(TAXS):

『完全に力負けでございます。(予選は1点差での惜敗だったが?)予選のような試合ができれば勝ち目があるかなと思っていたが、うちは投手が頑張って1点を守る野球なので、投手が乱れて流れが持ってこれなかった。いつも通りにやりたかったが、場所が場所だけに浮足立ってしまった。とくに投手が緊張してしまった。うちのレベルはスコア通り、この差を縮められるように一年間、頑張っていきたいと思います』

#8・中嶋投手(TAXS):

『先発を任されて、打たれてもいいから、まずはストライクをとって試合を作っていこうと思ったが、思ったところに投げれなかった。球が思うよりも低くいってしまった。(福岡ドームのマウンドは)やはり初めてだったので緊張した。でも、気持ちよかったです。(相手のBuddyの印象は?)対戦する投手から見て、ソツのないいやらしい攻撃をしてくる、いいチームだなと思った。予選でも投げて1-2で負けたが、是非、来年も勝ちあがってきてBuddyと戦いたいですね』

#7・大迫選手(TAXS):

『(両チームを通じて唯一マルチヒット)一打席目はボテボテの当たりの内野安打でした(苦笑)。二打席目は、いい当たり、狙っていたわけではないのが、外の球を合わせて綺麗に当たった。昨日、外の球を打つ素振りをしていたので、その練習の効果が出て嬉しい。(今日は)試合前から楽しみで仕方なかった。相手は隙のない、まとまったチームだった。守備も、攻撃も、相手投手のコントロールもよくて強かったです。また、頑張ります』






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