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(写真)あわやノーヒットノーランの快投でチームを関東初制覇に導きMVPに輝いたHeaven's Powers・金田投手
被安打わずか1と素晴らしいピッチングを披露したHeaven's Powers先発・金田

Powers5番・高島はこの日2安打、サードでの好守も光った

5回にチーム唯一のヒットを放ったBIG・B4番・植手だが、6回の好機には凡退

6回表、ファースト稲坂のファインプレーでPowersが窮地を脱する

BIG・B先発・三上は無四球の見事な力投を見せるも報われず


ARUYO東海の関東連覇の後を受け、ここ西武ドームでの最高峰1部決勝で新たな関東王者の称号を争ったのは、出場7年全てで予選突破を果たしてきた名門中の名門Heaven's Powersと、初出場ながら直前の準決勝でそのARUYO東海を倒してこの大舞台へ進み出たBIG・B

それぞれ茨城と千葉に拠を置くこの両雄の激突は、Powers先発・金田投手がノーヒットノーラン寸前の快投劇を演じると、負けじとBIG・B先発・三上投手は無四球の力投で応戦する素晴らしい投手戦に。結局両好投手の意地の投げ合いは最後まで続き、0−0同点でゲームセットを迎え、規定によりHeaven's Powersが関東初優勝に輝いた。





1回 表: Heaven's Powers先発は身長180cm、いや190cm、いやいや2m・・・は流石に無かろうが、とにかく見上げんばかりの大型右腕・金田。懐かしい8年前の'03年東京ドーム決戦でも桜ヶ丘歯科センター野球部の一員として登板したこの大投手が、立ち上がりBIG・Bの攻撃を持ち味の打たせて捕るピッチングで見事三者凡退に討ち取る。
裏: BIG・B先発は一目で好投手と分かるこちらも制球力抜群の三上。二死から三番・古谷に右前ヒットを許すも、直後の二盗を捕手・梅田が見事な肩で刺し、こちらも無失点となかなかの立ち上がりを見せる。
2回 表: BIG・Bは四番・植手からの攻撃も、金田の前に簡単に三者凡退に倒れ好機を作れず。金田危なげないピッチングが続く。
裏: Powersは一死から五番・高島が痛烈な中前ヒットで出塁するも、ここぞの場面で雄叫びを上げながら力投する三上の前に後続断たれ得点ならず。テンポの速い痺れるような投手戦が繰り広げられる。
3回 表: BIG・B七番・三上からの攻撃は、またも金田にあっさりと三者凡退に討ち取られ攻撃の糸口が掴めず。両者のスコアにゼロが並ぶ。
裏: Powersは二死から一番・佐藤慎が左前ヒットで出塁。しかし後続倒れ、またも無得点。毎回ヒットで走者を出すも、三上の力投の前に攻め倦ねる。
4回 表: BIG・Bは一番・酒井からの好打順も、飄々と投じる金田の前に出塁すら出来ず三者凡退。金田のパーフェクトピッチングが続く
裏: Powersは二死から先ほど安打の五番・高島がこの日自身2本目となる安打で出塁。これにエラーが絡み、初めて得点圏にランナーを進める。しかし、ここでも三上の渾身のピッチングに後が断たれ、得点ならず。ようやく訪れた得点機を逃す。
5回 表: ここまで金田に完璧に抑え込まれたBIG・B打線だが、先頭の四番・植手が左前にポトリと落ちるヒットを放ち遂に出塁。その後牽制悪送球や犠打で一死三塁と絶好の先制機を迎える。一転して窮地に立たされたPowersバッテリーだったが、この局面で見事な落ち着きを魅せ、冷静に後続を討ち取って無失点。BIG・Bはようやく手にした絶好機を逃す。
裏: Powersは二死から九番代打・野田、一番・佐藤慎が連続ヒットで出塁し、二死一、二塁とこの回も得点圏に走者を置き、今度こそ先制すべく絶好機を迎える。しかしまたしても三上の力感溢れる投球の前にどうしても後が続かず、この回も無得点に終わる。
6回 表: どうしても1点が欲しいBIG・Bは一死から一番・酒井が死球で出塁。すかさず走って一死二塁とし、その後四球などで二死二、三塁として打席には今日唯一ヒットを打っている四番・植手。しかし金田のここでも落ち着いた投球の前に植手の打球は一塁ファールグラウンドへの小フライ。これをファースト稲坂が決死のダイビングで見事キャッチ。バックにも助けられ金田がまたも大ピンチを脱する。
裏: Powersは三番・古谷からの攻撃も、簡単にフライ3つで最後にこの日初めての三者凡退に倒れる。三上は味方の最後の攻撃に良い流れで繋げる。
7回 表: 是が非でも1点挙げたいBIG・B最後の攻撃だったが、初回から変わらぬ金田のピッチングの前に、こちらも3つのフライに討ち取られ、敢えなく三者凡退でゲームセット。終始落ち着き払っていたかに見えた金田だが、マウンド上で大きくガッツポーズして喜びを爆発。見事な投手戦の末に、Heaven's Powersが悲願の関東初制覇、そして初の全国大会へのチケットを手にした

【優勝】 Heaven's Powers 【準優勝】 BIG・B




#10・元木主将(Heaven's Powers):

『(優勝した今の気持ちは)嬉しい、金田投手に感謝です。出れた選手、出れなかった選手がいるが、ベンチからも声を出してくれて、プレーした選手を助けてくれた、ありがとうと言いたい。(全国大会に向けて一言)勝利目指して頑張ります』

#11・金田投手(Heaven's Powers):

『長い間、GBNに参加しているので、こういう賞を獲るチャンスが1回くらいはあればと思っていたので嬉しく思います。相手のBIG・Bさんは、大変強いチーム、我々の方が挑戦者の気持ちで投げた。僕はあまりいいピッチャーではないので、いい意味でタイミングが合わなかったのではないかと思う。(7回無失点、奪三振3とナイスピッチング)打たせて捕るピッチングが身上、結果的にみんなが守ってくれて、普段通りのピッチングができたと思う。(全国大会に向けて一言)関東だけでなく、全国の強いチームと戦えるというのは、またとない機会なので一試合一試合を大切に戦いたいと思います』




#10・元木主将(Heaven's Powers):

『BIG・Bさんが相手だったので、非常に厳しい試合になった。勝てば次に繋がるので、なんとか勝ちたいと思っていた。決勝トーナメントでは打ち勝つことは、なかなかできないので、少ないチャンスをどうにかして活かしたいと思っていた。1回だけ連打はあったが、ヒットは単発だったので、出たランナーを送って点を取るという課題を克服していきたいと思います』

#11・金田投手(Heaven's Powers):

『BIG・Bさんが去年から通して勝ちあがってきている強豪だったので、球の速い良い投手には対戦してきたと思い、丁寧にどんどん打ってもらおうと投げたことが、結果的にBIG・Bさんがあまり対戦してこなかったタイプのピッチャーになれたのかなと思う。今日、自分の中でよかったのはストレート。外に丁寧に投げた、甘いところに行った球があまりなかった。点を取られるときはエラーや四球からというのが軟式野球らしいところなので、ピンチでもいい意味で開き直って投げれた。全国でもいろいろなタイプのバッターとの対戦を楽しみたいと思います』

#9・稲坂選手(Heaven's Powers):

『(ダイビングキャッチのファインプレイでピンチを救ったプレイを振り返って)相手ランナーが三塁にいたが、その前に牽制球で捕れなかったので、その借りを返したいと思っていた。バッターの動きを見て、少し前目に守備位置を変えていた。でも、ギリギリでした(苦笑)。全国でも頑張りたいが、僕も40歳、うちはみんなオジサン、経験だけでやっているが、なんとか頑張ります』

#45・佐藤健選手(Heaven's Powers):

『うちがドローチェックで優位に立っているので慌てないように心がけた。金田投手はチェンジアップがよかった。相手チームはおもいきって振ってきていたので、シュートで避けながら、勝負所で真っ直ぐを見せて、それがハマってくれた。相手の三上投手とは何回か対戦したことがあるが、彼は若くて、とてもよい投手。チェンジアップ、スライダーはいいところに来てましたね』

#10・真通監督(BIG・B):

『フルスイングで攻めて攻めてという野球をしたが、相手投手に緩い球を混ぜられて、うまくかわされてしまった。高めには手を出さないよう指示は出した。ナイスピッチングの三上投手を助けてあげられなかったのが残念。今日は打撃陣がふがいなかった。5回、6回のチャンスが活かせなかったのが残念です』

#18・三上投手(BIG・B):

『調子は点数にすると3点くらい、めちゃくちゃ悪かった。ストレートも走ってないし、変化球も曲がってない。西武ドームのマウンドは経験があるが、相性が悪い。今日はチームの調子が悪かったです』






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