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開催結果
2016年6月19日(日)13:15 西武プリンスドーム

(写真)延長8回裏にサヨナラタイムリーを放ったI LOVE ベースボール5番・繁桝(篤)選手
「生きてて良かった!」今年55歳になるI LOVE ベースボールの繁桝(篤)は、こう言い残して会場を後にした。

図らずもこの日は父の日だった。延長8回、一死二塁からライトへサヨナラタイムリーを放った父・篤の手には、この日一緒に出場した創、拓の二人の息子から贈られた新品の黒のバッティンググローブが燦然と輝いていた。

予兆はあった。チームにとって、この試合は西武プリンスドームで敢行したダブルヘッダーの2試合目だったが、1試合目はノーヒットで完封負けの屈辱を喫したこともあって、ベンチは驚くほどドンヨリとしていた。そんな嫌な空気を振り払ったのが、中井貴一がミキプルーンのCMで見せるのと同じ笑顔を持つ繁桝父だった。2回裏、1試合目から数えて9イニング目、打者としてはのべ31人目にして遂にこの日のチーム初ヒットをやはりライトへ放ち、ベンチはようやく日頃の賑わいを取り戻した。

CROSS ROAD先発・小串投手が初回を三者凡退で打ち取った際には、「まさかこの試合もかッ!?」と大会本部は生気を失ったと言う。流石にこの試合もノーヒットのまま終わったとあっては、愛媛から遠路遥々お越し頂きながら手ブラで帰す、いや、手ぶらで帰す(「手ブラ」で帰る姿は想像禁止です)ようなもので、繁桝父の初ヒットに大会本部もどれだけ胸を撫で下ろしたことか。

しかし、40歳の荒井監督率いるCROSS ROADは甘くなかった。今年同じ40歳になる小串は非情にも(?)後続を難なく打ち取ると、次の3回も再び三者凡退に切って取る素晴らしいピッチングを披露。そうかと思えば、今度は打線が4回に二死三塁とし、同じく40歳の5番・山川が先制タイムリーを放つなど、CROSS ROADの誇る40歳トリオは50オーバーだらけの愛媛の先輩方に対してなんとも手厳しいではないか!?(試合だから当たり前)

冗談はさておき、とにかく小串はその後も実に見事なピッチングを魅せ付け、無失点のまま7回も二死まで漕ぎ着けて、もはや完封勝利達成間違い無しと思われた。しかし、この絶体絶命の土壇場土俵際で1番・三好(和)が魅せる。二三塁からセカンド横へ安打性の当たりを放つと、一塁へ猛然と激走。先制打の二塁手・山川がこれを好捕し、難しい体勢からの送球との息を呑む競争となるが、ケンブリッジ三好の足が僅かに勝って一塁セーフ!走者一人が還って同点としたこの父・和彰の起死回生の激走に、息子・章仁が小躍りして・・・そう、三好も親子で出場しており、ここでも父の日バンザイである。

而して、土壇場で試合は振り出しに戻り、延長戦へ。そして延長8回裏、繁桝父のサヨナラ打で決着である。この時、サヨナラのホームを駆け抜けたのが岡本(拓)。6回からの好リリーフでチームの逆転勝ちに貢献した父・岡本(修)と歓喜のハイタッチを交わし、またもやここでも父の日万々歳・・・かと思いきや、「岡本はアカの他人です」と酒井主将が冷ややかにピシャリ。

とにもかくにも、まさに父の日に息子の前で見せた二人の父親の大活躍でI LOVE ベースボールが劇的に勝利を掴み、見事に西武プリンスドーム制覇に成功した。




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