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お互いに打線が2安打ずつに抑え込まれる緊迫の投手戦となった2018年度関西マイナー地区優勝決定戦。
2年前の2016年度関西1部ドームファイナリストのビッグネームRAT'Sと、若いながらもこの日素晴らしいマナーが実に印象的だった初森ベマーズとの激突となった、関西地区のマイナークラス年間王者を決めるこの試合は、RAT'S・仲尾、初森ベマーズ・祖田の両先発投手が、共に最後まで存分に投げ合い、そのまま僅差での決着となった。
先制したのはRAT'Sだった。初回こそ祖田の立ち上がりを攻めて二死一二塁の好機を作ったものの、そこを零点に抑えられると、続いて2回、3回と連続三者凡退に打ち取られる嫌な流れを余儀なくされたRAT'Sだったが、ようやく4回裏、四球やエラーで二死満塁となり、ここで8番・奥村の内野ゴロが相手のエラーを誘い、一気に二者が還って遂に待望の先取点を奪う。
一方、やはり初回に3番・林田の安打で二死二塁の先制機を迎えながら無得点に終わり、その後2回、3回、4回とこちらも連続三者凡退に倒れるなど、同じような展開で仲尾を攻めあぐねた初森ベマーズだったが、先制を許した直後の5回表、一死から安打で出た6番・町田がその後の相手エラーでホームを駆け抜け、すかさず1点を返す意地を魅せる。
共にようやく点を取り合い、ここから一気に試合が動くかに思われたが、その後は両投手共に走者を背負いながらの我慢のピッチングとなりながらも、どちらも譲らず粘り強く投げて、結局最後まで相手に得点を与えぬままゲームセット。
僅か2安打ずつの白熱の投手戦は、共に相手のミスから得点すると言うまさに息詰まる争いとなったが、結局1点差を逃げ切ったRAT'Sがこの試合の勝利を手にし、2018年度関西マイナー地区優勝に輝いた。 |
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