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チームプロフィールページの自己評価欄を、敢えて「強」で登録するチームは、4万を数える登録チームの中で1パーセントにすら届かない。初出場ダイアベティスがその希少な1チームだけに、彼らのデビュー戦には大きな注目が集まった。
そしてその相手が同じく初出場で、やはりこれがデビュー戦となるTHEE通天閣と来たからには、もはやこの試合を見逃す訳には行かず、而して取材班は現地へと急行した。
ダイアベティス・北本、THEE通天閣・斎藤の両先発の投げ合いで、初回、2回と共にスコアに零を並べて始まった試合は、3回裏、ヒットや死球で無死満塁の絶好機を作ったダイアベティスが、5番・村上のタイムリーなどで2点の先制に成功する。
次の4回裏にも二死満塁から相手エラーでもう1点を加えたダイアベティスは、さらに終盤6回裏には、4番・櫻井、5番・村上の圧巻の二者連続本塁打でダメ押しの3点を追加。怒涛の攻撃で、試合を決定付ける。
一方のTHEE通天閣は、ここまで毎回走者を出しながらも、北本の粘り強いピッチングの前に、どうしてもあと一歩で得点を奪えない歯痒い展開。それでも最終回表、この日大当たりの3番・正木が一死三塁から渾身のタイムリー二塁打を放って遂に1点を返すなど、最後に見事な意地を魅せたが、北本の前に敢え無く後続が倒れて反撃もここまで。スコア6-1、ダイアベティス勝利でゲームセットを迎えた。
投打に圧倒する形で堂々の白星デビューを飾ったダイアベティスには、エース・北本の“粘り強さ”や、4番・櫻井を中心とした中軸の“勝負強さ”、さらには「やるからには負けたくない」などの強気コメントが光った岩崎監督の“負けん気の強さ”からなる“三強”があった。なるほど自己評価「強」で大納得。活躍必至の注目の新鋭が、揚々と次なる2回戦へと駒を進めた。 |
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