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2017秋季予選トーナメントの関東日曜グループ代表戦進出を懸けた闘い。
この秋からデビューし、先の初戦で強豪相手に見事な完封勝利を収めて名を上げた噂の新鋭つーくんずと、この秋が2季目の参戦ながら、もはや誰もがその名を知る有名どころクーニンズとによる注目の好カードとなったこの試合は、両者互いに一歩も譲らないハイレベルな投手戦が繰り広げられた。
まず、つーくんずの先発マウンドに上がったのは、若き日の松坂大輔に良く似た風貌の西野。「今日の調子は良くなかった」と言う西野だが、結論から言うと、被安打2、奪三振7、四死球1の圧倒的な内容で、圧巻の1失点完投劇を披露する。
対するクーニンズの先発は、「足に自信がある」と言い放ち、1番打者をも務めた前沢。被安打3、奪三振12、四死球2とこちらも驚異的な内容で、同じく見事な1失点完投で応戦する。
つーくんず打線が前沢から挙げた唯一の得点は5回裏。先頭の5番・西野のレフト前ヒットを皮切りに、四球やバッテリーエラーなどで二死満塁とすると、ここで前沢が1番・松島へ痛恨の押出し死球。試合終盤、つーくんずが遂に均衡を破った1点だった。
対して、クーニンズ打線が西野から挙げた同じく唯一の得点は、土俵際の最終回表。やはり先頭の3番・佐藤がレフト前ヒットで出塁し、忽ち鮮やかに二盗、三盗を決めると、二死三塁からバッテリーエラーの間に生還。土壇場で、クーニンズが追い着いた執念の1点だった。
而して7イニングを1対1でガップリ引き分けた両者。勝敗の行方は抽選に委ねられ、そこで抽選勝ちを手にしたつーくんずが、この注目カードを見事に制して、初出場ながら堂々のグループ代表戦進出を掴み取った。 |
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