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2失点完投勝利の芳山堂ゴールデンズ・奥山投手
2016年度関東地区マイナークラスのナンバー1を決める大一番、2016年度関東大会マイナークラス地区優勝決定戦。

2015秋マイナー代表で2016秋予選でも目下大活躍中の注目チーム東京Jスコーピオンズと、2016春マイナー代表で出場14年の大会屈指の超名門芳山堂ゴールデンズとの初顔合わせとなったこの試合は、終盤に大きなドラマが待っていた。

初回、東京Jスコーピオンズは1番・吉丸が内野安打で出塁、その後盗塁と犠打で三塁まで進みいきなり大きなチャンスを迎えるも、芳山堂ゴールデンズ先発・奥山が踏ん張り、立ち上がりを見事に無失点で切り抜ける。













するとその裏、芳山堂ゴールデンズは東京Jスコーピオンズ先発・林の前に簡単に二死に打ち取られるも、そこから3番・奥山が自ら二塁打で出塁、続く主砲4番・中村が見事に先制タイムリーを放ち、二死から鮮やかに先制点を挙げる。

その後は3回に両チームともに二死満塁の好機を掴むが、どちらも両先発投手の踏ん張りで得点ならず、スコア1-0の緊迫の投手戦のまま4回を終えて、試合は終盤に突入する。

何とか追い着きたい東京Jスコーピオンズは5回表、一死からの四球を足掛かりに、相手のミスで1点を返し、遂に試合を振り出しに戻す。

リードを守り切れずに追い着かれた芳山堂ゴールデンズだが、直後の5回裏、相手の継投を機に俄然猛攻に転じる。東京Jスコーピオンズ2番手・横山の代り端に襲い掛かり、4番・中村のこの試合2本目の安打などで二死満塁とすると、7番・藤城の2点タイムリー内野安打、8番・安藤のタイムリー二塁打、9番・玄永の2点タイムリー二塁打、2番・鈴木賢の2点タイムリー二塁打など打者一巡計11人のまさに『一枚岩』の怒涛の猛攻で、一挙7点もの大量点を挙げる。

これで試合が決まったかに思われたが、東京Jスコーピオンズは直後の6回表に二死から1番・吉丸のタイムリーで1点を返すなど、最後まで諦めない見事な執念を魅せたが、奥山の前に最終回を敢え無く零に打ち取られてゲームセット。

『試合に出ている選手は出ていない選手の悔しさを理解して一球一球を大切にし、逆に出ていない選手は出ている選手がいつも通りプレー出来るように声を出して良い環境を作ることをいつも大切にしており、今日はそれが出来た』と試合後の大野監督が胸を張ったのは、ベンチも含めチーム一丸となってここぞで一気に畳み掛けたまさに5回の猛攻にあろう。

それを引き出した奥山の7回2失点完投も天晴れ。投打見事にこの頂上決戦を制した芳山堂ゴールデンズが、晴れて2016年度関東マイナーの頂点の座に輝いた。

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